冬に家族で雪山へ出かける人が増えています。子どもはバランス感覚がよく、重心が低く、転ぶことも怖がらないので、大人より早く上達することがよくあります。親にとって難しいのは技術よりも段取りで、子どもを暖かく、お腹いっぱいに、安全に、楽しく過ごさせることです。このガイドでは、始めるのに適した年齢、レッスンの選び方、そして「また行きたい!」と言ってもらえる一日の過ごし方を紹介します。
何歳から始める?
- 3〜4歳:雪遊びと道具に慣れることが中心。1回1時間以内
- 4〜6歳:キッズスキースクールで本格的なレッスンを受けられる年齢
- 7歳以上:体力も理解力も十分で、スキーでもスノーボードでも挑戦できる
これはあくまで目安で、子どもによって違います。準備ができているかの目安は、スキーブーツで無理なく歩けること、親以外の大人の簡単な指示を聞いて動けること、寒い屋外でしばらく機嫌よく過ごせることです。最初がうまくいかなくても、1シーズン待ってまた挑戦すれば大丈夫。焦る必要はありません。
レッスンの選び方
キッズ向けのグループレッスンは遊びを取り入れて教えることが多く、子どもが飽きずに続けられます。小さい子や人見知りの子は、まずプライベートレッスンで自信をつけるのもおすすめです。
親がすぐそばで見ていないほうが、子どもはよく学ぶことがあります。インストラクターの話をよく聞き、ほかの子どもの前ではがんばろうとするからです。預けたあと、見たければ少し離れたところから見守りましょう。申し込みの際は、1クラスの人数、年齢やレベルによるクラス分け、レッスン中に寒くなったり疲れたりしたときの対応をスクールに確認しておくと安心です。
家での準備
- 旅行の話を楽しそうにして、子どもがスキーをしている写真や動画を見せる
- 出発前にヘルメット、ゴーグル、グローブを試着させて、道具に慣れさせる
- ミトンの着脱やジャケットのファスナーを自分でできるよう練習する
- はじめての旅行は短く、ゆったりと。滑るのは1〜2日で十分です
親へのアドバイス
- 子どもは大人より冷えやすいので、予備のグローブと靴下を
- 1時間ごとに室内で水分補給とおやつ休憩を
- ヘルメットとゴーグルは必須
- キッズエリア、動く歩道、託児サービスのあるスキー場を選ぶ
一日のスケジュール
子どもは体力が少なく冷えやすいので、大人より短い一日を計画しましょう。レッスンは、子どもが一番元気で雪の状態も良い午前中がおすすめです。昼食は室内でしっかりとり、午後は柔軟に。まだ滑りたい子もいれば、雪だるまを作ったりソリで遊んだりするほうが楽しい子もいます。
- 早めに到着し、乾いた服を重ね着させて、レッスン前にトイレを済ませる
- 午前中にキッズスキースクールのレッスン
- 室内で温かい昼食をとり、しっかり休憩
- 午後は短めに滑るか、雪の上で自由に遊ぶ
- 疲れ切る前に終わる。楽しいうちに一日を締めくくりましょう
ゲレンデでの安全
- コースの端で止まる、滑り出す前に山側を見る、下の人に道をゆずる、という基本ルールを教える
- 子どものポケットに親の電話番号を書いたカードを入れ、集合場所を決めておく
- 目立つ色のウェアを選ぶと、すぐに見つけられます
- 子どもの前ではなく後ろを滑ると、子どもの様子が見え、上から来る人からも守れます
- チェアリフトでは、子どもをいすの端ではない側に座らせ、セーフティーバーを下ろす
親もレッスンを受けるべき?
親も初心者なら、同じ時間に大人向けのレッスンを受けるのがおすすめです。みんなで上達でき、そのあと同じくらいのレベルで一緒に滑れます。すでに滑れる親でも、一日中自分で教えようとするのは控えましょう。スキースクールと家族の時間を組み合わせたほうが、たいてい全員が楽しく過ごせます。